南ひな壇の土地で家が傾いた

鎌倉市腰越在住Oさんの報告

大手不動産会社の分譲した土地に、その不動産会社の施工で家を建てたのが、30年前の事です。

山を切り出し、元の地形が判らない位整然と宅地が創られ、どんどん家が建てられました。我が家も見晴らしの良い高台で南ひな壇の上に二階建ての白い家が完成しました。 モノレールが開通し、生活環境が便利になり不自由なく、暮らしておりました。子供も成長し、長男の結婚を機会に家を改装する事にしました。さっそく知り合いの建設会社の人に見てもらう事になりました。

打ち合わせを進めている時、私の知り合いが言いにくそうに切り出しました。『地盤に問題がありますね。家が傾いていますよ。・・・・』水平がかなり悪いとの事。良く調査をしてもらった結果、南側の基礎が40?沈んでいる事が分かりました。

基礎を補強して、土台の水平を直しながら改装する事に決め、家を解体し始めました。たまたま、一階の床を壊し終わった所を見る機会がありビックリ。何本もの大きな地割れが入っているのです。

・・・・・家族会議の結果、南ひな壇で、見晴らしも良くていい所ではあるが、将来を考え、転居を決定しました。私たち素人には、造成時に問題があっても知る術も無いし、まったく分かりません。

大手不動産会社とくれば、すべてを信用してしまい、安心だと思い込んでしまいます。・・・・無知だった事を深く反省し、土地探しから始めています。