床下に水が!

鎌倉市梶原在住A子さんの報告

大手住宅メーカーの建てた築2年の中古住宅を購入し、大きなトラブルも無く暮らし始めました。落ちつき始めた頃、どうも家の中が湿気っぽいような気がしたので除湿機を購入して使い始め、除湿剤をあちこちに置いてみました。

雨の日なら仕方が無いのですが、2日も3日も経っても湿気が取れませんでした。3年程過ぎた頃、一階にある8畳の和室の畳が始めの頃より比べるとフワフワしているように思えたのです。

不思議に思い、畳を上げて見るとビックリしました。裏がすっかりカビていたのです。その時、原因を深く考えずに子供部屋に直してしまい、毎日除湿をする生活を続けました。

阪神・淡路大震災後、この住宅地でも耐震診断を受ける機会があり、我家も診断を受けてみました。結果は思っていたより悪く〔大倒壊の危険あり〕でした。

それからは、ずっと建て替える事だけを考えていました。ところが、地元の業者さんに『壊すのはもったいないですよ、耐震補強をすれば大丈夫ですよ。』と教えられました。

改装について相談している時に『この家は、湿気るでしょう。』と独り言の様に言うのを聞き驚きました。『構造的に庭より家の中の方が低くなっているんですよ。だから家の床下に水が溜まってしまいなかなかぬけないんですよ。』との説明を受け納得しました。

私達素人には分からない所に欠陥があったのです。今では、耐震工事を含めた大規模な改装工事を行い、快適に暮らして居ります。地元の業者さんを信頼して、建て替えせずに居心地の良い住まいを手に入れることができ本当に良かったとおもいます。