断熱材について

2013年10月18日

一般的な断熱材はグラスウールというリサイクルガラスを加工した繊維が使われておりますが、セルロースファイバーは家の性能を著しく高くする断熱材で、100%古紙が使われております。

特徴1は防火性です。木造住宅でありながら火災保険の適用は耐火建築物となり、その料率が適用される位防火性に優れています。古紙でありながら直接“災”を近づけても燃える事はありません。

特徴2は防虫・防カビ性です。防火用に添加されるホウ酸の持つ殺菌力は、眼の洗浄に使われるほど安全ですが、カビや防腐菌・ダニ・ゴキブリ・ねずみを防ぎます。

特徴3は調湿性です。過剰な湿気を吸い取り、木材のシケや腐りを防ぎます。ガラス繊維は湿気を吸い取ると水適になってしまいますが、セルロースは湿度80%位になっても水適になりません。

特徴4は防音性です。古紙の元は木材で、優れた吸音性を持っています。セルロース繊維自身の多孔性とグラスウールの3~4倍の高密度充填のおかげで、交通騒音から話し声まで幅広い騒音を吸収し、その違いはハッキリ解ります。空港周辺の住宅や音楽室・音響関係の特殊な部屋にも良く使われます。

発砲樹脂系断熱材の様に火災にあっても、有毒ガスや黒煙を出しません