内装について

2013年11月15日

家を作るとき間取りが決まり内装をどの様にしたらいいか考えます。建売やハウスメーカーの作る家は殆んどビニールクロスと合板で仕上げられます。現在はホルムアルデヒトを発散するような危険な材料は出廻っておりませんが、素材は塩化ビニールです。和室でもじゅらくに似せた物を張ったりしています。天井にも板に似せた柄の物を張っていて家の人も気がつかない事もあります。

全体予算の事もありますので一概に言えませんが、本物の板や左官仕上げされた漆喰や和紙等なんとも言えない味わいがあります。本物から発せられるエネルギーは人の心に伝わり、体を癒してくれます。家は雨風を防ぐ為の道具から、今は人の体や心を休め安心して幸せな気持ちにしてくれるものが求められています。

塩化ビニール・プラスチック・化学ノリで固めた家からではそれを望むことはできません。家の内装を考えたとき豪華な照明や高級な家具で飾ることなどしなくても昭和初期に当たり前のように建てられた民家、トトロの住むような家作りをすれば幸せな気持ちになれるのです。

欅・檜・杉・ヒバ等の木材に漆喰・じゅらく・珪藻土等の左官仕上、障子・襖・畳等を近代的に取り入れて幸せになれる家作りをしています。