相続対策について

平成27年1月から相続税と贈与税の税率が変わりました。今迄自分には関係がないと思っていた人達に影響が出ます。先ず基礎控除額が5000万円から3000万円に引き下げられ、法定相続人一人当たり1000万円あった控除が600万円に引き下げられます。40%の大幅引き下げです。

相続税は土地・建物・現金・預金・生命保険・有価証券・会員権・書画・骨董・車・家財道具等と価値ある全ての物に課税されます。現金・預金はズバリそのまま計算されますが土地・建物は色々な形で減額されます。土地は更地よりも家が建っている方が評価が低く税金が安くなります。また同じ家でも貸家の方が更に安くなります。

小規模宅地の減額適用という制度があり用途によって違いはありますが、200㎡~400㎡の間で、50%~80%の減額があります。せっかく先祖様から引き継いだ土地や、ご自分で作り上げた財産を工夫せずに失うことはありません。相続税対策は資産と負債のバランスで、土地や家をどの様な形で持つかがカギになります。

相続税対策は起きてからでは間に合いません、元気なうちにきちんとしておかなければなりません、あの世から身内親戚の争いを見ないようにするには、今がチャンスです。