リフォームの目的

最近、新聞・TVで盛んにリフォームの宣伝をしているのが目に付きます。業者は、毎年新しい機能を持った商品を発表し購買意欲をかきたてています。

一口にリフォームと言っても、表面的にする簡単なケースから基礎からやり直す本格的なリフォームまであります。又、高額な商品や不必要な物まで勧める業者もいるので気を付けたいものです。

見た目も大切ですが家本体を考えたら、床下 ・壁の中・天井裏など普段見ることの出来ない所の調査・点検・補修が必要です。また、建築基準法の改正により新築する際に義務付けられている筋違いの強化やホールダウン金物の設置など基本的な事にも対処出来るのです。

構成している部材は生きています。雨漏れ・結露・耐震性の向上を考えたリフォームをする事により、その部材の持っている寿命まで永くなります。現在お住まいになっている家を100年住宅にする事だって、リフォームする時に考えればそんなに難しい事ではありません。

木造住宅に使われている材木の寿命は400年〜500年、檜は1000年以上です。20〜30年で壊して、建替えてしまって本当にいいのでしょうか?改めて、自然環境、そして社会環境を考えてみましょう。『終の棲家』が快適な家でありますように。