住宅を何処に建てるか

家を建てる時何処に建てたら良いかと土地を探すほど余裕がありません。通勤の便や金額を考え殆どの人が土地を買います。家は完成すると相当の重さがあり、それを支える基礎は丈夫でなければ傾いてしまいます。

しかし大事なのは基礎のコンクリートの塊を支えている地盤なのです。地盤が軟らかければ地震等で揺れるたびにコンクリートの塊ごと傾いてしまいます。昔から有る地名は開発がされる前の自然の地形や植生に由来する事が多いので、敷地付近の地名を調べる事で地形を知る事が出来ます。地名に水・田・沼・谷・蓮・葦・鶴・亀・鵜・鷲・沖・浦・洲・橋・船・堀・堤等が入っている場合軟弱地盤である可能性が高いと思われ、逆に山・岡・台・石・岩といった文字を含む地名は比較的良好な地盤だと予想ができます。昔からあるお寺や神社・古い農家の屋敷付近等は比較的良さそうです。山を崩して造成された雛段式の宅地は奥の土を削って前に盛り土している事が多いので注意が必要です。

私が家を建てる時は必ず地盤調査をします。そして殆どの場合地盤改良を勧めます。方法は幾つかありますので選択して、安心できる地盤の上に丈夫な基礎を作り家作りを進めています。見えない所にお金が掛りますが家作りの要は地盤・基礎から始まります。